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2009年7月

過去レポ Dの場合 最終話

Dの目録、いよいよ最終回です。
ここまで読んでくださった方、
本当におつかれさまでした。


さて、2、3時間でも連絡が取れなかったことを
怒っていたDに、あたしは一応謝りました。
でも、あたしなりの言い分もしっかりと伝えました。
するとDは、あっさりと謝ってきました。


その翌週も、Dは何事もなかったように
いつもの通り報告じみたメールを何通も送ってきました。
あたしの返信は、少し冷めていたかもしれません。
それでもDは、それまでと何も変わりませんでした。

あたしは何だか無償に腹が立った。
その何事もなかった感じが、あたしの神経を余計に逆撫でしていた。


それからもDは、どこへ行こうとか、なにをしようとか言うわけでもなく、
ただいつも通り、日報のようなメールを律儀に送ってきました。
お互い、その週がヒマなのはメールで確認済み。
それなのに、Dは食事に誘うこともなく、日課のジム通い。
週末に近づくにつれ、あたしはどんどん分からなくなりました。
この人は、これで満足なんだろうか。何を望んでいるんだろうか。

そして、ある日、Dから驚きのメールが・・・。
そこには、2ヶ月後から自分はアメリカに行くことにした。
一緒に行ってみないか、といったような事が書かれていました。
今の日本には未来がない。アメリカにならそれがある、と。
(ちなみに旅行じゃないよ。)

どうおもいますか??
あたしはその話の飛び方に、まったく対応できませんでした。
見ようによっては、美談にも聞こえる。ドラマに見える。
素敵なラブストーリーにすることだってできそうです。
でも!だけど!だよ。
出会いはネット。会ったのは2回。お互いの事ほとんど知らない。
あんたはいいさ、マンションあるし、親金持ちだし、
仕事をぽいっとやめたって、お父さんがどうにかするさ。
でもあたしはどうする。あたしの仕事はどうなる。
そんな突然の軽い思いつきに付き合えるほど、あんたのこと好きじゃないし、
信頼もできないんだよ!!!
しかも、メールでって、どういうことだ・・・・・!


冗談でしょう、と笑い飛ばせれば良かったんでしょうね。
でも、あたしはそれができなかった。
その何も考えていない感じが、許せなかった。


(あたしのメール)
会おうともしない、食事に誘いもしない。
それなのに、どういうつもりでそういうことを言ってるんですか?


(Dのメール)
そんな深く考えることないよ。まずは3ヶ月どう?
人生いちどきりだよ、楽しまないとね!


まずは・・・・???
この、禿げかけ関脇セレブ風がーーーーーーー!!!
お試し感覚で、そんなことが決められるかっつーのーーー!!
金持ちのケセラセラに付き合えるほど、あたしゃ余裕ないんだよーーーーー!!

Dはアメリカオタクでした。
オバマさんに浮かされていました。
あたしがDのイヤだったところ。
それは、禿げかけた頭以上に、言葉尻や仕草に混じる
Oh!とかYeah!とか、そういうところでした。
顔はトンコツ、頭は関脇、気持ちだけはアメリカン。(小錦??)


あたしはDの「ンーフン?」とか「アーハー?」とか「イェッ!」とかを
耳にする度に確実に何かが萎えていくのを感じていました。

Dからの「お試し」メールには、もう返事をしませんでした。
何か言うだけばかばかしいし、話し合ったり理解しようと思うほど
やっぱりDに対して特別な感情はわいてこなかったし。

Dとはそれっきりです。
それ以上なにも言ってこなかったということは、
アメリカ行きの提案もやっぱりその程度のものだったということなんでしょう。
ま、それ以上食い下がられても困るんですけどね。


いま、改めて思う。
なんだったんだろう、あの人。
お坊ちゃまって、やっぱどこかズレてるんでしょうか。
欲しいもの何でも手に入るし、恋人もネットショッピング感覚だったのかな。
でも金持ちの割には、一度もおいしいお店連れてってくれなかった・・・。

あー、しかし、ヤらなくて良かった・・・・。
もしやってたらどんな感じだったんだろう・・・。

オウ、イエー、カモーン、カモーン。
とか叫びだしたりするのかな。それはそれで見てみたかったかも。


いや、やっぱいいや。
書いてて気持ち悪くなってきた・・・。


ここまでお付き合い頂いた方、
こんな最後で、ごめんなさい。
でも、こーんなもんなのかもしれません、人生なんて。。

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過去レポ Dの場合 第6話

Dの目録シリーズ第6話。
飽きずにお付き合いいただけていますでしょうか。


相変わらずDからは毎日何通もメールが送られてきました。
内容はほとんどが他愛のない日々の報告メールばかりでした。

お互い少し遠い所に住んではいますが、
平日だって決して会えない距離ではありません。
あたしは、もっと会って早く慣れたいと思いました。
生理的にダメかも、という痛恨の気づきを得たわけですが、
それでも「慣れ」がなんとかしてくれると信じていた。
だから、もっと会って近くにいれば、愛は生まれずとも
情は湧くんじゃないかと。


でもDは仕事が終わると、スポーツジムへ直行。
最初こそは鍛えていて素敵♪なんて思っていましたが
何事も度が過ぎれば滑稽に見えてくるもんです。
それはもうほとんど中毒とか強迫観念に近い。
しかし、あれだけ鍛えまくって、あの腹とは・・・残念!


その週末の土曜日も具体的には決めていなかったのですが
お互い会うつもりでいたと思います。
その前日、あたしは同僚との飲みでした。
飲みの最中にDから電話がかかってきたようでしたが
当然、気づきませんでした。
まぁ、終わってからかけ直して、翌日の時間とか決めればいいや
くらいに思ってそのまま放っておいたんです。
そしていざかけ直してみても・・・出ない。何度かけても。
メールで連絡ちょうだい、と入れても一向に電話もメールも来ません。
自宅にかけても留守電になる。

あたしはとても嫌な予感がしました。
それまで即レスの人だったから、これは何かあったんだろうと。
事故とか事件の類いではないな、とは感じていましたが。
夜中も翌朝も音沙汰なし。何度か留守電にもメッセージを入れました。

そして土曜日の昼近くにようやく電話がかかってきました。
平静を装っているが、どうやら怒っている様子。
原因は前日、あたしが電話に出ず、コールバックも遅かったことらしい・・・。
連絡が取れないのはイヤだ、とDは言いました。
あたしは脱力しました。だって、そんな時もあるだろうし、
それに2時間後にはかけ直してるんだよ・・・。
無視をしたのは、むしろアンタの方じゃないか・・・。

結局、デジタルの世界で出逢った人って、
デジタル上の絆が重要なんだな〜って思いました。
それはデジタル関係の人に限ったことではないのかもしれない。
あたしだってメールの返信が来なければ不安になったりもします。
そんなことでヤキモキしてる女子、いっぱいいます。
でもね、2、3時間だよ。怒るほどのことでしょうか。
しかも四十路の男が。大というより特大の大人が!


あたしは何かがすーっと引いていくのを感じました。
結局、その週末は都合が合わなくて、会えませんでした。


次回、最終回です。

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過去レポ Dの場合 第6話

思いっきり「夏!!」日なのに、
あたしは午後から休日出勤。
来週はかなりバタバタしそうなんで、
今日、1話アップしちゃいます。


ということで、Dの目録第6話!


横浜を走り抜け、湘南へ向かったDのクルマ。
会う前にあたしたちはこんな話をしていました。


私「将来はいつか湘南の方に住みたいと思ってるんだ。」
D「そうなんだ、俺も海の近くに住みたいんだよね。」

そんな話を覚えていてか、Dは海の見える場所に
連れていってくれました。
そこでさまざまな夢物語を語るD。
その後ろ姿をぼうっと眺めるあたし。
視線は自然と後頭部へ・・・。


希望にあふれたD。
絶望をかんじるあたし。


Dはやっぱり禿げている。
どっから見ても禿げている。


ブルース・ウィリスには色気さえ感じるのに、
どうしてこの頭は愛せないんだろう。
顔だってどっちかって言えば整っている方なのに、
(トンコツ系だけど)
どうして素敵と思えないんだろう・・・。

夢を語るDの隣で、あたしはずっとそんなことを考えていた。
そしてふと気づいたんです。
気づいちゃいけないことに、気づいちゃったんです・・・・。

あーーーーーーーーーーーーー
あたし、この人、
生理的にダメなんだーーーーーーーーーーーーー。


そう思ったら、もう大変。
目の前がガラガラと崩れていくように、
何から何まですべての景色が変わって見えた。


その髪型がイヤ。
その顔がイヤ。
そのお腹がイヤ。
その服装がイヤ。
そのしゃべり方がイヤ。
その甘い車のニオイもイヤ。
その足も臭そうでイヤ。

・ ・・・止まらない。
やばい、イヤがあふれて止まらない・・・!

ドライブを終えて、Dのマンションへ戻り、
それでもあたしはDのためにごちそうを作りました。
えらく感動しているD。
Dの視線がアツい!お願い、それ以上みつめないでーーー!

だからと言って、今すぐそこから逃げるわけにもいかなかった。
イヤイヤがあふれ始めても、あたしはどこかでまだ何とか
なるような気がしていたんだ。だって始まったばかりだもん。


こうなったら、いつもの手段だ。
思考よ、止まれとばかりにワインを流し込む。
作戦は成功だ。イヤイヤがとりあえず止まった。


酔いを絶やさないように、あたしはDと食事をしました。
そして笑い合って、じゃれあって、キスをしました・・・・。
ワインがいい麻酔薬にはなってくれましたが、
ぼんやりとした意識の片隅で、冷静なあたしが叫んでいた。

バカー!ヤメロー!!ヤメテくれーーーー!!!!!


あたしは終電で帰る予定でしたが、まんまと逃しました。
このまま、Dと・・・・?普通の流れなら・・・そうだよね・・・?

でもあたしの中のほんのわずかに残ったあたしの理性が
どうしてもそれを許さなかった。イヤなものは、イヤなんだ。


こうなりゃ、必殺酔ったフリ。
そして寝たフリかましてごまかすしかない!
そんな雰囲気になっちゃう前に、手を打たなければ!

そんなあたしの思いとは裏腹に、Dは大変紳士でした。
寝たフリを決め込んだあたしをダブルベッドに運び、
自分は静かに寝室を出て行きました。


ごめん、D。お前は悪くない。
あたしのキャパが狭いだけだ。


ダブルベッドの真ん中であたしはぼうっと天井を眺めながら
そしていつの間にか眠っていました。


もうちょっとだけ、お付き合いくださいね。

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過去レポ Dの場合 第5話

Dの目録、シリーズ第5話。
キャンペーン中につき、一気に2話分アップします。


久々にできた恋人??Dは、元関脇風のプチセレブ。
でっかいマンション、でっかい車、でっかいカラダに
さみしい頭・・・・(涙)


それから毎日、メールと電話で育みました。
何を育んでいたのかは、分からないんですけど。


メールは頻繁に来ました。
あたしも即レスしました。
電話はほぼ毎晩かかってきました。
1時間以上はおしゃべりしました。
顔を見て話すよりも、電話の方が楽しかった、
というのが正直な気持ちだったんだけど。

脳内美化はとどまることなく進行しました。
記憶というのは、けっこう都合良くできているものです。
願望によって簡単に塗り替えられるんですね。

あたしは毎日毎日、自分に言い聞かせました。
男は外見じゃない。Dを愛せれば、自分は広がる。
もう自己暗示です。自己啓発です。教祖と信者の一人二役です。
電話とメールで育むうちに(だから何を?)、
あたしはDをなんとなく愛せるような気がしてきました。


そしてあれから1週間後。
改めてきちんとデートをすることにしました。
再び1時間半、電車に揺られて横浜方面へ。


妄想の中で、あたしはすっかりDを好きになっていました。
実物はどうかな。あの頭も許せるようになっているかもしれない。
もしかしたら気のせいだったのかも・・・。
本当は、ぜんっぜん禿げてなんかいなかったのかも。
1週間、ちゃんとトレーニング(自己暗示)したし!

あたしはドキドキ半分、不安半分でDを待ちました。


大きな車で迎えにきたD。
乗り込むあたし。
さあ、しっかりと見るのだ。
もしかしたら、大丈夫かもしれないじゃないか・・・・!


ダメでした・・・・・。効果ゼロ。
どっから見ても禿げてるし、どっから見ても関脇風。


やっぱり愛せないのかもしれない。
いや、まだ始まったばかりじゃないか。
成果は後でついてくるもんだ。
ブスは3日で見慣れるというじゃないか。
まだ2回目だ。いつか必ず見慣れるはずだ。
頑張れ、あたし!ファイト!


Dが隣で色々と話しかける中で、あたしの頭の中で
2人のあたしが落ち込んだり、励ましたり、せわしなく
動き回っていました。

そんなあたしたちを乗せて、車は湘南方面へ。
それはそれは良く晴れた、気持ちのいいデート日和でした。

まだ終わりませんよー。

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過去レポ Dの場合 第4話

Dの目録シリーズ第4話。
お楽しみいただいているでしょうか。


さて、気持ちとは裏腹に、快くお付き合いを承諾しちゃったあたし。
失うものはなんもないし、あそこで断ってたら
人としてどうかと思うし、それにこれはトレーニングだと思った。

外見的にNGな男とどこまで行けるか。
自分の許容範囲を一気に拡大するチャンスかもしれない。
神様はきっとあたしにこう言ってるんだ。


汝、人間は外見じゃない。
ましてや髪型でもない。ハートだ。
こやつを送り込むから、しっかりと修行するのだぞ・・・

最後にはきっと(笑)がついていたはずだ。なんとなく。
こうなったら、挑戦だ。
名付けて、ストライクゾーン拡大キャンペーン!


結局あたしとDは朝までなんとなくおしゃべりをして、
Dはその日用事があるということだったんで、
あたしは始発で帰ることにしました。


駅まで送ってくれたD。
帰り際に一言。


キスしていい?
キ、キ、キターーー・・・・・・・(再び)

ええい、キャンペーン中だ。景気良く行けぃ!
どうせ今さら、減るもんじゃねー。


あたしは覚悟を決めて頷いた。
少年のようなフレンチキスだった。
よかった・・・・。(安堵ね)


Dと別れ、あたしは帰り道、いろいろ考えた。

Dは紳士だった。
実際に育ちもよく、聞けば会社社長のご子息とのこと。
今は父親とは違う会社に勤めているが、将来には不安はない。
バイタリティもあり、頼りがいもありそうだ。
何が問題?なんもないだろう。

色々考えているうちに、早速脳内美化がはじまった。


いいかも。いいじゃん。これでいいのだ。


ほろ酔いと徹夜明けと、さまざまな出来事に頭はショート気味。
ナチュラルハイになったあたしは、急にウキウキしだして
なんだか幸せすら感じ始めたんだ。

だって、久々の彼氏(?)だもん。
きっと楽しいことがいっぱい待ってるはず。
行きたいところだっていっぱいあるし。

そんなワケで
あたしの脳内に、一足先に春が訪れていました。

もうちょっと続くぜい!!

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過去レポ Dの場合 第3話

Dの目録シリーズ第三話。
さあ、開き直って行ってみよう♪

ワインを流し込み、思考の回転速度をぎりぎりまで落とし、
あたしはDと向き合い話をしました。


盛り上がっていたのは、むしろあたしの方だ。
引くに、引けない。


スポーツクラブで鍛えまくっているというD。
写真ではがっちり見えたボディは、思ったよりもメタボ気味。
きりっとした目鼻立ちは、実物は若干コッテリとんこつ系。
そして、そして、最大のポイントは・・・・


髪・・・・!!
また、やっちまった・・・・。
写真では確認できなかった・・・・・。

寂しげな上部と後頭部を隠すように、あっちこっちから
総動員されてカバーしている長めのヘアスタイル。
ワックスなのか、ポマードなのかで(笑)しっかり
撫で付けられているため、何となくヌラヌラと黒光りしている・・・。
あたしはいつか見た関取の断髪式直後の頭を浮かべた。
どうやら極度の絶壁のため、坊主にすることもできないと見た。
しかも禿げ方にまとまりがないようだ。
禿げ散らかすとは、まさにこのこと!!!
せめて前から行儀良く禿げてりゃあなぁ・・・・・。


しかし、本人は隠しきっているつもりだろうから
あたしもそれに付き合うしかない。
ところどころうっすら地肌が覗くも、あたしは見て見ぬフリ。
そう、だって今回は外見じゃないじゃない!!!

あたしは何度も何度も自分に言い聞かせた。

外見じゃない。
あたしがこの人を選んだのは、外見じゃない。

あたしは目が泳いでいたかもしれない。
微妙に腰も引けていたのかもしれない。
ところが来るまでは押せ押せで、来たらすっと引いた感じが
かえって良い方に働いたのか、Dはあたしを気に入った様子。
恋愛はやはり力学なのか・・・・・???

「付き合ってほしい。」
キ、キ、キターーーーーー(涙)


あたしはコップのワインをぐいっと流し込んで一呼吸おいた。
あたしも女だ。覚悟を決めろ。今さら引けねーーー!!

「うん。」
(マジで?マジで?この人のこと愛せるんか??←心の声)


こうしてあたしは関脇風プチセレブ男子と
久しぶりにお付き合いすることになりました。

いいのか?これで!
まだまだ続くぜ!

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過去レポ Dの場合(後編)

さて後編です。
引いてる人はいませんね?
ついてきてくださいね!


電車に揺られて1時間半。
いやー、途中でふと我に返ってね(というより酔いが冷めた)
自分で自分が怖くなりましたよ。
色んな愚行、暴行(!)を起こしてきたあたしですが
なんだか久々にやらかしちゃったか??と。


だって、盛り上がったとはいえ、見ず知らずの男。
衝動とは言え、危険すぎないか?
というより、引かれてるんじゃないか??
迎えにこなかったりして。
そうしたら駅で一晩明かすんか?
女なのに?三十路なのに??


あーだこーだとグルグルしているうちに目的地に到着。
恐る恐るDに電話をかけてみると、ちゃんと出てくれた。
よかった・・・とりあえずは引かれてない。
待ち合わせ場所へ向かい、ドッキドキのご対面です。

顔は写真で確かめている。
例え奇跡の1枚だとしても、最低ラインはクリアしてるだろう。


ドキドキ。

そこへ一人の男性が歩いてきた。

「こんばんは」


あ・・・・・・・・・・・・・・・Dさん・・・?


写真・・・ああ、たしかに、この顔だ。
写真と実物って、やっぱ違うよね〜〜!(涙)

いやいやいやいや、大事なのは顔じゃない。
別段カッコいいわけじゃないけど、
見られないほど不細工ってわけじゃない。フツーだ、フツー。

あたしは気を取り直して、笑顔でDについて行った。
大きくてピカピカの車の助手席にのり、Dの城へ。

マンションを所有していることはプロフィールにも
書いてあったし、どんなところかな、とワクワク。
着いたのは閑静な住宅地に建てられた大きなマンション。
新しい!高そう!セレブっぽい!

お部屋に招かれると、これまたびっくり。
モデルハウスみたいなんだわ。
3LDK。部屋は当然ピカピカ。
そして家具はシンプルで洗練されていて、
なんつーか生活感ゼロマックス!

あたしは興奮して、初対面にも関わらず、アッチコッチ
見て回りました。キッチンには一人暮らしの男とは思えない
デカイ冷蔵庫。バスルームも広い。ベランダも広い。
ベッドはダブル!! なんでやねん!!!


一通りお宅訪問を終え、さて・・・・、ということで、
二人で向かい合い改めてご挨拶、自己紹介。
何となく間がもたずに、とりあえずワインでも空けますか、って
ことで、さらに危険ゾーンへ突入です。


ポツポツとおしゃべり。
ぐびぐびとワイン。

いやー、しかし、だ。
人ってやっぱり会ってみないと分からないもんです。
あたしは改めてそう思ったね。ほんとうに。


なんか、色々思い出してきて前編、後編じゃ書ききれそうもないんで、
シリーズにすることにします。


ということで、続く!
さ、ついてきて!!!

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過去レポ Dの場合(前編)

じゃがいもや ああじゃがいもや じゃがいもや
メールときどき電話。とうぜんラブな言葉は何もなく。
ま、元気に張り切ってるみたいだし、しょうがないか。


さて、ネット活動のレポートの続きを・・・と。


一般的に婚活サイトは、自分の条件を入力すると、
それに合った人を抽出してくれる機能があります。
気に入った人には自分からメールを送ったりして
アプローチできるわけなんですが、
その有料サイトにはさらに親切な機能がついておりました。
アプローチする勇気がなかったり、ちょっと様子見したい
ときなどに「とりあえず私はあなたを気に入っています」
という意思表示ができる機能です。

Dは私が条件検索をして抽出されたうちの一人でした。
それもかなりパーフェクトなかたちで。
はっきり言って希望以上です。
ルックスも写真を見る限りではわりと好みで、
私は勝手に妄想を繰り広げながら、
とりあえず合図だけは送って
相手の出方を見る作戦をとりました。

そしたらしばらくして彼からメールが。
自分も気に入ったので、ぜひやりとりをお願いしたい、と。


獲物はエサに食いついた。
いやー、うれしかった。ばかみたいにときめいた。
だって、本当に素敵だな、と思う人だったから。

しばらくネット上でメッセージ交換をしました。
文面も内容もすばらしく、価値観も結婚への理想もぴったり。
かなり深い話もして、お互いになんとなく人となりが分かったところで
いよいよナマの連絡先を交換し、電話でお話をしましょう、
ということになりました。

いざ話してみると、礼儀正しくて、育ちの良さが感じられ、
私の話もちゃんと聞いてくれる人でした。
会話もスマートで言うことナシ!
その日は、二人とも少し酔っていたのもあり
話は深まり、初めて話したとは思えないほど
いい感じになったんですね。

会いたいねー。
いつ会おうか。
どこ行こうか。


そんなラブな会話を交わしているうちに、
あたしのボルテージは一気に上昇!気持ち炸裂!!


会いたい。会いたい!会いたい!!会いたい!!!


私「ね、今から会ってみない?」(その日は金曜日)
D「え・・・どうやって?」
私「今から、行くよ」
D「うそ、いいけど、大丈夫?」

そのときすでに23時を回っていました。
彼の家は横浜。調べてみたら終電ギリギリでした。
いそいで着替えて荷物をまとめて、あたしは駅に向かった。
いや、電車じゃ間に合わない。
あたしはタクシーに飛び乗って、近くのターミナル駅へとばしました。


会いたい一心で。
そして終電に駆け込んだのです。

(あれ、引いてませんか???)

後編へ続く

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過去レポ Cの場合

じゃがいもの栽培日誌が書けないんで
過去活動のレポートをアップしたいと思います。

去年までは無料のサイトに登録をしていたのですが、
さすがにネタが尽きてきて今年の初めに有料サイトに登録しました。
というところまでは2月13日の記事の通りです。
(リンクの貼り方がわからない・・・)

ABCD4人の男とやり取りを行い、うちCとDにロックオン。
連絡先を交換し、メールと電話でしばらくやり取りを続けました。
まず、先に始めたのがC。離婚で子持ち(別居)です。
ルックスは問題なく、メールは即レス。
毎日かなりの量を送ったり送られたり。
怪しい人ではなさそうなんで、会ってみるかと思っていたのですが、
その頃私は仕事がかなり忙しくて、深夜残業がすごかったんですね。
で、返信が遅れたり、真夜中になったりしているうちに
何故か先方はそれを快く思わなかったらしく、勝手におかしな方へ。


まぁ、ハッキリしたことはよく分からなかったんだけど、
向こうが勝手に盛り上がって、勝手にムカついていて、
勝手に果ててしまった感じ。あなたのような仕事に生きる女性とは
きっとうまくやっていけないと思う、だって。
あたし別に仕事に生きてるわけじゃなくて、
たまたま残業が続いただけで、
別に会えないともなんも言ってないのにさ。
なんか、嫌味とも皮肉とも言えるようなメールを送ってくるんだよね・・。
メールでちょっと仲良くなったくらいで、そりゃねーべ、って
思いましたよ。


なんだったんだろうな。
彼はどうやら色んなことをすごく焦っていたみたいで、
早く会いたいし、早く結婚もしたいし、そして早くセックスもしたい。
そんな気持ちがジワジワと伝わってくるようなやりとりでした。
会う前から、そうとう明け透けな話をする人で、
それ、会ったこともないような女にする話か?って思うことが
すごく多かった。正直でいいとも思ったけど、
その裏にはなにか言い表せないようなモノが
隠れているような気もして。
あたしの危険センサーが黄色信号を点したもんな。
ヤリたいだけの遊び目当ての男ではないような気もしたけど、
それも目的のひとつ。
多分、会ったその日にベッドインは確実だったでしょう


最後のメールには、新しい女性を見つけ、
その人と結婚を前提に付き合うことにしたとありました。
面倒くさいから、お幸せに、頑張って!と明るく返しましたよ。
そしたらまたすごい嫌味のレスが・・・。げんなり。


しかし、ネットで知り合って即結婚前提でって
どんなスピードマスターだよ・・・。
大丈夫か?キミも、そしてその女性も。
無事であることを祈る。

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じゃがいものいない夏

じゃがいもが出荷されて、1週間以上が過ぎ、
帰ってくる時期のメドがたちました。

9月中旬・・・・・。

遠いっす。
仕事だから文句は言えませんけどね、
それにしたって・・・・ねぇ。

いろいろ楽しいことも多い夏ですが、
ラヴなイベントも盛り沢山な夏ですが、
まるっといないあたしのじゃがいも。
今年も結局ロンリーサマー。暑いだけのオイリーサマー。
仕事してビール飲んで一人寂しくベランダで線香花火。
三十路の夏にお似合いさ。ああ、お似合いさ。

とまぁ、太陽に悪態をついてみたところで、
なんも変わらんわけで。

世の中の独身三十路の皆さんは、どんな風に夏を
過ごすんだろうな。

ホテルのプールサイドで青いジュースをすすってたら
向こうから歩いてくる見知らぬ油ギッシュな男に鍵とか
渡されちゃったりしてるのかな。ほんとかな。


仕事もちょっと立て込んできてるし
肝心なネタ元もいないんで、
また休み休み更新していくことにします。

毎日暑いですが、頑張りましょう〜。

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じゃがいも時間

じゃがいもの出荷を無事、終えました。
じゃがいもは航空便で発送。
今頃、煮っころがしにでもなっているでしょう。


ということで、しばらくネタ元がありません。
当分の間は、この3ヶ月の出来事を思い出したり、
あるいはネット活動時代の話を掘り起こしてみたいと思います。

じゃがいものほとんどのことを許そうと決めているあたしですが、
どうしても一つだけ許せないことがありました。
あたし、時間にルーズな人だけはどうしてもダメなんですね。
これはどうすることもできない性分で、大げさに言っちゃえば生理的にダメ。
そして想像通り、じゃがいもはものっすごいルーズな人だったんですね。


最初のデートから15分の遅刻。その次も20分。
そしてその次なんかは当初の予定から会えたのが2時間後という有様・・・。
その時は、付き合っているわけじゃないんだから言うまい、言うまいって
我慢してたんだけど、またその次も1時間以上遅れたもんだから
さすがにプチっと行ったんですね。


酔った勢いに任せて、それでもできるだけ感情的にならないように
きちんと言ったんです。
あたしはこういう性分で、それだけはどうしようもなくダメなんだと。
じゃがいもは、すごく複雑な顔をして悩みました。
じゃがいもは、プライベートでは時間に縛られたくないタイプらしくて、
悪気はないんだと思うけど、「あえて」遅れているところがあるようなんです。
私が時間を守れないのがイヤなように、じゃがいもは時間を守るのがイヤ。
(仕事ではちゃんとしているとのこと)
でも、私は折れませんでした。これだけは本当にダメだから。
どんなに好きな人でも嫌いになっちゃうかもしれないから。

しばらく話をしたら、じゃがいもは複雑な顔をしつつも、了承してくれました。
できるだけ頑張る、と。

そして次のデート。
じゃがいもは予定通りに家を出て、うちへ向かってくれました。
今日こそはちゃんと時間通りだな、と喜んでいると
待ち合わせ10分前にメールが。お、もう着いたのかと思って開くと・・・

「おまわりさんに捕まった。遅れます」

結局、30分遅れで到着。
違反切符をひらつかせ、参った参ったと笑うじゃがいもを見て
あたしはすっかり怒る気が失せました。
ああこの人は、こーゆー星の下に生まれたんだな〜って。
いくら本人が頑張っても、神様がいたずらをするんだ。
そしてあたしはまんまと笑わされちゃうんだ、と。

その後もちょいちょい変なハプニングなどで微妙に遅れるじゃがいもですが、
一応本人的にはかなり意識して頑張ってくれているようです。
そして、どうもあたしの方にも免疫が付いたみたいで、許容範囲は徐々に拡大中。
たまに時間通りに来てくれるとうれしくなっちゃうんだから
まったくどうしたもんだか。
じゃがいもの策略にはまってるようで、何だか悔しい気分です。

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肉食か草食か

じゃがいもを栽培しています。三十路のakyです。
ところで、じゃがいもって、野菜かしら、穀物かしら。

少し前からあらゆるメディアで「草食系/肉食系」という
言葉を頻繁に見かけるようになりました。
うまいこと言えてるコトバってのは、一気に広まるもんですな。
ちなみに、このコトバが流通しだすだいぶ前に、昔の会社の先輩に
こんなことを言われたことがあります。


「お前みたいなタイプの女は、近づいたら逆に喰われちゃいそうで、
近寄れない男もいっぱいいるんじゃないか」
(近頃モテないという私の言葉を受けての返答)


あれって、いまの肉食女と草食男のことを表していたんだな〜。
しかしあたしって、そんなに肉を喰らってそうっすかね。
いや、生肉もホルモンも大好きですが、年齢のせいなのか焼き肉の翌日は
決まって腹を下すようになりはじめ・・・(きちゃない)
やー、肉食も20代までが限界ですよね〜。


肉食か、草食か。
好みは人それぞれ分かれると思いますが、はっきりとコッチって決められますかね。
あたしはどちらかと言えば肉食が好きなタイプだと思ってました。
自分が男っぽい分、ナヨ系はダメなんです。でも、肉食と付き合うのって
かなりの体力と忍耐が必要だし、それこそ若い時はいいけど、
30過ぎたらそんな疲れるばかりの恋愛なんてご免こうむります。
そもそも肉食本人だってそうとうなパワーとスタミナを要するわけで、
24時間365日肉食でいられるなんて、生身の人間じゃほとんど不可能。
ま、イタリア人とかは別なんでしょうけど。


草食と言ってもいろいろいるわけで、日陰でジメジメと生きていく
ナメクジのような奴も入れば、そんじょそこらの肉食になんか負けない
バッファローみたいなのもいるわけで。ひとくくりにはできませんよな。
ま、へりくつですけど。


ナメクジよりは獅子のような男に魅力を感じるのが一般女子だけど、
やっぱりどちらの要素も兼ね備えててほしいというのが本音ではなかろうか。
肉食ったら野菜も欲しいし、野菜ばっかじゃパワーが出ない。
だからあたしの結論は「雑食系」ですな。普段は草食、たまに肉食が顔を出す。
そんなギャップに女子はイチコロ。メロメロですよ。


ちなみにじゃがいもは、最初の頃に自分は草食系だと言っていた。
多分、男ってよほど自信がない限りは、自分を草食系だと言うんだと思う。
それは謙遜でもあるし、カモフラージュでもあるし、逃げでもあるんじゃないかと。
「肉食=性欲強い」みたいなイメージあるし、
「いやスンマセン、そんな立派なもんでもないんで、期待しないでください。」
みたいな気持ちもあるんじゃないのかな。男の人は大変だ。
実際、草食の方が生殖能力とか生きる執念なんかもすごいと思うんだけどね。

じゃがいもは、たしかにいわゆる「肉食」な感じはしません。
でも草食かと言われたら、そんな感じでもない。
図体でかいし、女好きだし、ドスケベだし、大飯ぐらいだし。
じゃがいもは、作りがすごくシンプルなんですね。
食欲、性欲、睡眠欲。それが基本スペック。まぁ、そこに仕事が関わってくるところが
唯一人間らしいと言えますが。限りなく動物。でもじゃがいも。

あ、そういえば。あれに似てますよ!
少し前にテレビでよく見た、オッサンみたいなカンガルー。
あのひっくり返った姿が、うわー、そっくり。
マジであんな感じです。どうです、かっこ悪いでしょう。
そこがまた、笑っちゃって憎めないんですけどね。

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モテたいじゃがいも

じゃがいもの観察が面白いお年頃、三十路のakyです。
ついにじゃがいもの地方出荷が決まってしまいました。
私の元へ戻ってくるのは、どうやら秋。
夏の日差しでこんがり焼き芋になって帰ってくることでしょう。

この前の週末は、だから時間が許す限り一緒にいました。
ほとんど寝ないでおしゃべり。普段はあまり噛み合ない二人ですが
さすがに長い時間いたので、会話もなんとなく成立していたかと。
これまでしなかったような過去の恋愛の話や、恋愛観みたいなことについて
ずいぶんと深く話しました。初めてちゃんと語った感じ。


じゃがいもは、一度でいいからモテてみたいらしい。
女の子から告白というものをされたことがないんだと。
だけど「告白」って小、中、高校くらいまではあったけど、
大人になってからって正面切って「好きです」ってあまりないよ、
と私は言ってあげました。それにじゃがいもはきっと、
女子のそんな微妙な好意なんて感じ取れるほど繊細じゃないから
想いを寄せている子が近くに来てもほとんど気づかないんだと思う。
彼女はそれなりにいたみたいだし。


女子からは告白されたことのないじゃがいもですが、
男子からは過去に数回、告白されたそうです。
それは鈍感なじゃがいもでもきちんと認識できるような
正統派の告白だったらしんだけど、あいにくソッチの趣味は持ち合わせていないため、
丁重にお断りをした、と言っていました。
ゴツイ、坊主、フレンドリー。絵に描いたようなホモテ顔。(ホモにモテ)
女子にはめっぽうダメだが、二丁目の兄さん方には大ウケ。
そんなじゃがいもと付き合っているあたしって一体・・・。


女子にモテたい、告白をされてみたいとしきりに言うんで
さすがのあたしもちょっとムッとしたんで言ってやりました。
「あたしは、ちゃんと好きだからね」
すると変態だけどシャイなじゃがいもは、それには何も答えずに
ただぎゅーっと、デカイからだで締め上げるかのごとく
ぎゅーっと抱きしめてくれたのでした。
本当はなんか言ってほしかったけど、ベタなドラマみたいに
「俺も」とか「ありがとう」とか「うれしいよ」とか。
でもそこで何も言えないのがじゃがいもで、だからこそモテないんだけど、
あたしは最近、じゃがいもの抱きしめ方で心の中の声を
ちょっとだけ聞き取れるようになってきたので、よしとしました。

「お前ひとすじだよ」かなんか言ってくれるモテ男と、
「女子にモテたい」と言う非モテ男は、どっちが付き合っていて安心でしょうか。
答えはどっちもどっち。男はみんな陣内と思った方がいい。
どうかあたしのようなモノ好きが他にも現れませんよーに。
田舎じゃあんなイモ男もイケてるトーキョーメンズに見えちゃうんかな。
だまされちゃあ、イカン!
そいつはカッコわるくてドスケベな喰えないジャガイモだ。
あたし以外の女子は手を出すべからず。下痢するぞ。

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じゃがいものたったひとつのいいところ

じゃがいもを栽培してます。三十路のakyです。
やたらでっかいイモですが、味はイマイチなようで・・・。

さて、ある程度自立した女が恋愛に求めるものはなんなのか、
っつーお話ですが、これはあくまであたしの感じたことなんで
一般論としては受け取らないでほしいんですけど。


話は合わないし、価値観も違う、望むように動いてくれないし、
かんじんなことは言葉にしない。自分勝手で人の気持ちも考えない。
イラっとすること山のごとし!!
こんなんで本当に好きと言えるんだろうかって、
私も会うたびに考え込んじゃうんです。

でもね、あたしが唯一、彼にしてもらってうれしいことがあった。
それをしてくれるだけで、それまでのことが全部
「ま、いいか」ってチャラになっちゃう。

あたしは、ただ、抱きしめてほしかったんです。
ぎゅーって、すごく強く。

もちろん、恋人がいない時期もセックスした人がいたわけだし、
彼らも私を抱きしめてくれました。
でもそこにはやっぱりちゃんとした愛はないんですよね。

自分が好きで、相手も好きでいてくれて、そんな人に抱きしめてもらうことが
こんなにもうれしいことなんだな〜って、心から思えたんです。
3時間語り合うよりも、たった3秒でも抱きしめ合うことの方が
深いところで分かり合えるな、って気づいたんです。


欠点の方がはるかに多いジャガイモですが、なぜだか触れていると
うれしくて安心できてすごく満たされる。
変態だけどシャイなじゃがいもは、街中ではなかなか手もつないでくれませんが
たまにつないでくれたりすると、あたしはすごくキュンとして
じゃがいもがつまらない話をしてようが、汗臭かろうが全然気にならなくなる。
二人の間のイマイチ噛み合ない「間」も、実質的な距離をなくすことで
本当に埋まっちゃうみたいだから不思議。
間をごまかすようにペラペラしゃべくりまくっているじゃがいもも、
あたしがぺたっとくっつくと静かになって大人しくなる。


間違ってもじゃがいもはフェロモン系の男じゃないし、
色気なんてものは皆無に近い。なのに、あたしはじゃがいもとくっつきたくて
じゃがいものどっかとつながってたくて、いつもジリジリしてるんです。
自分でも変だな、って思う。
だって何かを取る時に、手と手がちょっと触れただけで、そこに明らかに
電気みたいなものが走るんだもん。中学生かよ。。


これも一種のフィーリングなんでしょうかね。
心のフィーリングについてはまったく合わない二人なんですが
なんだかもっと原始的(笑)な部分のフィーリングが合うみたい。
でも、これ「カラダの相性が合う」ともちょっと違う気がするんです。
もっともっと根本的なものに近いような。うまく言えないけど。


思い起こしてみれば、仕事で会って近くをすれ違った時、
強い違和感を感じました。それはイヤな違和感じゃなくて、
カンタンに言っちゃうと、ググって引きつけられた。
気持ちがっていうよりは、あたしそのものがググって。
全然好みじゃないし、カッコよくもないのに、何だか引き寄せられてる
っていう感覚をハッキリと覚えているんです。
このことは、悔しいからじゃがいもには言わないけど。


まだ時間が浅いから新鮮さを感じているのかな。そのうち飽きちゃったり、
どうでもよくなっちゃたり、面倒くさくなっちゃたりするのかな。
そうしたら、多分あたし達は一緒にいる意味がないかもな。
少なくともあたしは、じゃがいもが抱きしめてくれなくなったり、
じゃがいもに触れられることが面倒になったりしたらもうダメな気がする。
その頃にはちゃんと心の絆も芽生えてればいいけど。

この年齢になって、こんな風に思うとは自分でもビックリでした。
じゃがいもも同じように思ってるのかな〜。
いやー、なんも考えてないだろうな。
なんたって、じゃがいもだもんな・・・。

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期待しない

じゃがいもが気になるお年頃。とうの立った乙女です。
ひきつづき、とれたての新じゃがの話をしたいと思います。


初めてデートをしてから(1ヶ月不在期間除く)毎週末は必ず会っていたわけでしたが
実は彼(じゃが男)は、あまりハッキリしたことを口にしません。
どうやら私のことは好きらしい。それは最初の頃ちょっとだけ口にしていた(ような)。
しかし「付き合ってほしい」とかその手の類いのことは言われてないんですね。

じゃが男いはく「オレは変態だが、シャイ」だそうで(意味不明)
どうも照れ臭くて面と向かって言えないみたいなんですね。
毎週会ってはいるものの、私も時々不安になるわけで、
この前、ちょっとケンカっぽくなった時に思い切って言ってみたんです。


「キミは本当にあたしのこと好きなの?暇な時に遊んでくれる
都合のいいオネーさんくらいにしか思ってないんじゃないの?」


そしたらじゃが男は珍しく困った声で、そんなことはないと言いました。
自分の気持ちが伝わってないのなら、自分が悪いかもしれないが、
でも大事なことは言葉なんかで伝えたくないんだと。


じゃ、どーやって・・・?
どこからが冗談でどこからが本気なのかさえよく分からないあの行動・言動から
何かを察しろって言われても、うちらそこまで分かり合えていないし・・・。
じゃがいもの考えていることはよー分からん。


多分あたしの想いとか、こーしてほしいとか、こんな言葉がほしいとか、
このじゃがいもにはきっと何も伝わらないんだろうなって思いました。
もう、言うだけムダ。頑張ったって多分ムリ。


あたしは早々にじゃが男にはあまり多くを期待しないことにしました。
期待したってしょうがない。その度に「裏切られた」とか嘆いていたら
カラダがいくつあったって無理。期待するだけバカを見るだろうと。
そんな風に割り切っちゃうと、ずいぶんとラクなんですよね。


昔のあたしは男に対して、あそこに連れて行ってほしいとか、
何か食わせろとか、あれが欲しいとか、金をよこせとか(ウソ)、
いっぱいいっぱい要求していたし、叶えてもらって当然だとも思ってました。
でも、じゃが男に対しては不思議と要求がわき上がってこないんです。
ずいぶんと長いこと一人でいたわけで、愛の言葉がなくたって
人は生きていけることも知っている。欲しいものは自分の働いた金で買えばいいし、
うまい飯は親とか上司におごってもらえばいい。
恋人にしかできないことって、よく考えたらそんなに多くないんじゃないかな〜。

かといって「一緒にいてくれればそれだけでシアワセ」っていう程、
純粋でもなければ盲目でもないんですけど。
なんなんスかね、この感じ。どっちかっつーと枯れた・・・?

ありとあらゆる欲求は、すでにこれまでの恋愛で十分満たされてきたわけで。
じゃ、そんな三十路が恋愛に求めるものって、なんなんだろ。
癒し?安らぎ?近いけど、もうちょっと違うような・・・。


またまたそんなことを考えていて、ふと気づいたことが
昨日書いたことにもつながるわけで・・・。

あたしがずっと求めていたことは、うまい飯でも、気のいい会話でも
とろけるような言葉でも、目を見張るようなプレゼントでもなく、
もっとずっとシンプルで根源的なことだったんです。
(いや、もらえるもんならモチロンうれしいんですけど)


つづく
(こんなに引っ張るほど、立派なオチがあるわけでもないんだが・・・)

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三十路はじゃがいもに恋をする。

とても久々に「好きかも」と思える人ができました。
出会ったのは今から2年ほど前だったと思います。
彼はクライアントで、打ち合わせの場で会ったのが最初でした。
「なんだかジャガイモみたいな人だな」というのが私の感じた第一印象。
俳優の高橋克実によく似た、冴えない男性でした。
正直、その時は年齢も分からなくて、同じくらいかな、なんて思っていたんだけど
後に私よりも5コも下だということが判明しビックリ!
顔はオッサンで、頭は坊主で、(見ための)唯一のイイトコロが背が高いことくらい。


その後も何度か仕事で会いました。
そして、とある仕事がらみの飲み会で、彼のタイプが年上ということもあり、
酔った勢いも手伝って、冗談半分でデートをする約束をしたんですね。
それから・・・、なぜかほぼ毎週会ってるんです。


これまで理想のタイプなんぞを偉そうに挙げ連ねてきたわけですが、
今回の彼は本当に私の理想とはかけ離れたタイプで、
今までの自分だったら、絶対にあり得ない人なんです。
欠点ならば自慢じゃないが山のようにあげられます。


ちょいブサイク(愛嬌はある顔)
汗臭い(20代なのにすでに加齢臭が・・・)
落ち着きがない(浪速のオッサンって感じ)
運動神経がない(自分で言ってる)
空気が読めない(女の気持ちなんて分からない)
だらしない!
お酒飲めない!!
話が合わない!!!


ないないづくしだわ。どーしよ、これ。


仕事についてはあれこれ言うつもりもないんですけど、
よりよって私がこの世で最も嫌っているジャンルの職種を
彼は幼少時代から目標にしており、(夢であり趣味でもあるらしい・・・)
実はデートした直後に念願かなって転職をしたんですね。
彼は夢を手に入れて大喜びなんですが、私はなんだか複雑・・・。
私のクライアントだった時は、日本有数の企業で花形の職種についていたのに、
今度の仕事は不安定で、年収も下がり、しかも東京と地方で行ったり来たりの生活。
最初のデートから3ヶ月が過ぎたんですが、そのうち1ヶ月は地方にいて、
また来週からいなくなっちゃう。いつ帰ってくるかも分かりません・・・。

あたし、ずっと悩んで考え込みました。
なにがいいんだろ。なんで一緒にいるんだろ。そもそも本当に好きなのか??
もしかして変な魔法にでもかかっていて、ふとした瞬間にあっさり冷めるんじゃないか。
もしくは酔ってるとか・・・?男日照りが続いたせいで何かが狂ったとか・・・??

だって、話はよく分からない上にウンザリするほど理屈っぽいし、私の話も聞いてないし。
食の趣味も合わないから、一緒にご飯食べててもあまり楽しくない。
お酒が飲めないから、あまり盛り上がることもないわけで・・・。

でもね、考えて考えて考え続けたら、あるとき気づいちゃったんです。
こんな奴でもなんでこんなに許せちゃうのか。愛おしく思っちゃうのか。
100の欠点もひっくり返してしまうようなものが、
ちゃんとあるんだってことに気づいちゃったんです。
その前では、もはや頭で考えた理想や条件なんて何の意味もなさない。

そう!
人はやっぱり条件で誰かを好きになるんじゃないんだってことが!
や〜、ここまでさんざんエラソーに恋愛論めいたこと書いてきましたけど、
そんなもん全部カンケーねーわけだ。去年のアタシに言ってやろう
「お前はなんも分かってね〜!!!」とな。


とにかくこの3ヶ月、
つくづく男と女の不思議を思い知らされたわけなんです・・・・

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